卒業生インタビュー
卒業生 西住 茂紀さん
西住 茂紀さん
学びは自分を活性化
年齢に関係なく自分を成長させてくれます

65歳を迎え会社勤めが終わった後、毎日散歩するとしても何か目的があればより楽しみが増えると思いました。散歩途中、どこでも住宅や神社仏閣はあります。建築のことがわかればより面白く散歩ができそうだと考えました。また建築は総合学問であり、歴史、デザイン、法規、構造まで多岐に渡る分野を学べる点が魅力でした。アイサン通教を選んだ理由は3年次編入ができ、東京にスクーリング会場があることが最大の理由でした。

仕事をしていたので、時間の捻出に苦労しました。効率よくこなすために、まずレポートをどのような展開にしていくか、頭の中で順序立てて、どのような資料が必要かを決めることにより、時間を節約しました。また、単位をただ修得しても意味がないので最高評価のSを取得することを目標に取り組みました。テーマを深く掘り下げて、歴史、時には考古学まで寄り道をしながら学ぶことが非常に面白かったです。Sが取れなくてもまたそれが楽しい。添削を受けて自分の考えが足らなかった点がわかることが面白かったです。
モチベーションの維持にはスクーリングが効果的でした。まず、アイサン通教の先生方は個性豊かで授業中の話は非常にためになりました。そして、学生は世代も職種も色々。世代や職種が違っても皆、建築に興味があり、同じ学生としてフラットに話すことができたのが本当に楽しかったです。

一番印象に残っているのは卒業研究。半年以上に渡る長丁場でしたが、月1回ゼミがあり、ゼミ担当の先生からは建築についての深い話を毎回聞くことができました。また先生からのアドバイスを基に、学生同士ディスカッションをしてくのが面白かったです。自分の作品だけでなく、他の学生の講評についても聞くことができ、より深く建築について考えることができました。

西住 茂紀さん
西住 茂紀さん
アイサン通教での学びを通じて、建築をより身近に感じることができるようになったのが、最大の成果だと思います。例えばマンション管理に関する勉強会で、台湾の高層芸術住宅「陶朱隠園(タオヂュインユェン)」が話題に上った時にはすぐに、ホームページで検索するなど、いろいろな機会に建築について調べるようになりました。今後の夢としては、旅行を兼ね、まだ訪れたことのない県、さらには世界の有名建築めぐりをしてみたいと思います。在学中から、各地の建築物を一緒に見に行ってくれた妻には感謝しています。

新しいことを学び、実践することが自分を活性化し、年齢に関係なく自分を成長させてくれます。ルーティン化した作業でも、学びがあればそこに新しい気付きを見出すことができるはずです。何歳からでも学ぶことはできます。臆することなく踏み出せば、先生方の指導が充実しているので、きっと多くの方が卒業できると思います。



西住 茂紀さん
2022年度卒業
西住 茂紀さん
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