卒業生インタビュー
卒業生 森 裕子さん
森 裕子さん
一級建築士合格
住まい方について
建築を通じて社会貢献したい

元々大学では彫刻を学び、卒業後は石の造形物を制作する仕事していました。その中で、土木や建築に関わることがあり、建築物の一部ではなく、全体をプロデュースしたいと言う思いが芽生えてきました。社会人のライフスタイルに合わせて建築を学ぶためには、通信教育と言う選択肢しかなく、いくつかの候補からアイサン通教に入学を決めた理由は何より学費がお値打ちだったから。加えて、名古屋スクーリング会場が地元から近く、通学のしやすさが魅力でした。

通信制大学で学ぶためには、自制心が必要と言うイメージが強かったですが、入学後もそれは変わりませんでした。卒業するためには自分を律して、どう時間を捻出するかが大切だと思います。平日は1~2時間程度、勉強することを習慣にしていました。土日はスクーリングか図書館で勉強。家族や友人と会う時間を削った2年間でしたが、在学中に勉強の習慣を作ることができたことが、一級建築士に合格することができた一因だと考えます。自宅での学習は大変でしたが、一方、スクーリングはとても楽しく、卒業、資格取得に向けて励ましあえる仲間と出会うこともできました。卒業して6年近く経ちますが、いまでも交流は続いています。

一番印象に残っている授業はやはり卒業研究。仕事との時間調整が大変でしたが、ゼミの先生や仲間とディスカッションする機会が多く、自分の考えをまとめる力、伝える力を身に付けられたと思います。また、卒業研究を通じてイラストレーターをある程度使えるようになったことは今の仕事でも役立っています。

森 裕子さん
森 裕子さん
建築士受験資格を最短で得ることが入学の目的でしたが、様々な課題に取り組む中で、自分が建築の何に興味があるのか、どんな建築が好きなのか、なぜ建築に魅力を感じているのか、そして、建築を学んで何をしたいのか、自己を見直すよいきっかけになりました。 華がある世界だと思い、建築の世界に夢を持って飛び込んで来ましたが、実は地道な世界。様々な現実の壁にぶつかりながら、七転び八起でやってきました。それは一級建築士となった現在でも変わらず、毎日が勉強です。それでも建築は広く、深く、一生かけても全てを知ることができないからこそ、非常にやりがいがある仕事だと思っています。
今後は設計士として、ライフスタイルの充実を支える一つである「住まい方」の問題について建築を通じて社会貢献できるよう、取り組んで行きたいと考えています。

「建築が好き」もしそんな気持ちがあるようでしたら、ぜひこの世界に飛び込んでもらいたいです。凹むことも多いですが、成し遂げた先には充実した毎日が待っています。共に夢を抱きましょう!



森 裕子さん
2017年度卒業
森 裕子さん
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