卒業生インタビュー
卒業生 岩崎さん
岩崎さん
卒業研究で確信した、建築業界で働く未来

土木系の会社に勤務していた頃、業務の一部で建築に関わる機会があり、より体系的に学びたいという思いから入学を決意しました。卒業後は転職活動を経て、現在は建築関係の仕事に就いています。面接では、卒業研究で制作した作品のポートフォリオについて詳しく質問を受けました。また、スクーリングでのCADソフトの使用経験や、働きながら大学を卒業までやり遂げたことも、熱意を示す大きな要素になったと感じています。現在は来年度の建築士試験に向けて勉強を続けています。

卒業研究は正直大変で、途中で後悔したこともありましたが、最終的には履修して本当に良かったと思います。入学当初から卒業研究に取り組むつもりでいたため、開始前に他の課題を計画的に終わらせ、集中できる環境を整えました。その結果、スケジュール通りに進めることができ、半年間じっくりと研究に専念することができました。研究を通して学生同士のつながりも生まれ、授業中のディスカッションは学びを深める刺激となり、授業後の交流も貴重な時間になりました。完成した作品が作品展に選ばれたことは大きな喜びであり、他大学の学生の作品に圧倒されつつも、社会人経験を持つ自分だからこそ出せる視点があると先生に励まされました。

岩崎さん


建築士の受験資格を目的に学ぶ人の中には、卒業研究を大変そうだと避ける場合もあると思います。しかし、異業種から転職を目指す人こそ挑戦する価値があると思います。半年かけて作品を作り上げる過程で、自分の建築への思いや方向性を見つめ直すことができ、また実務家である先生方から現場の話や建築学的な考え方を学ぶことで、建築士を目指す理由を改めて考える機会となりました。この経験を通じて、今後も建築業界で働き続けたいという気持ちが固まったと実感しています。

通信教育での学びは決して容易ではありませんが、計画的に取り組めば必ず成果につながります。卒業研究を通して得た経験や仲間とのつながりは、今の自分の大きな支えです。建築士を目指す方や転職を考えている方には、ぜひ挑戦してほしいと思います



岩崎さん
2025年度卒業
岩崎さん
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