卒業生インタビュー
卒業生 和田さん
和田さん
2年間で卒業、一級建築士に合格。夢を叶え、設計の第一線で活躍中

小さい頃から間取り図を見るのが好きで、自宅購入をきっかけに住宅関係の仕事を志し、建築の道へ進むことを決意しました。独学でインテリアコーディネーターの資格を取得しましたが、より体系的に学び、建築士を目指すために大学での学びを選択。東京でスクーリングが完結することや学費の明確さが決め手となり、アイサン通教に入学しました。

在学中で最も印象に残っているのは卒業研究です。テーマは早く決まりましたが、調査や資料収集は膨大で、設計を深めるたびに新たな課題が見つかり、試行錯誤の連続でした。模型制作やプレゼン資料づくりに追われ、徹夜で仕上げたこともあります。中間発表で先生の助言を受け設計を一から練り直したことは大変でしたが、最後には納得のいく成果となり、大きな自信につながりました。

卒業研究は約半年間、同じ仲間と取り組むため、互いの作品が少しずつ磨かれていく過程を見るのも刺激的でした。授業中のディスカッションで学びを深め、授業後の交流で励まし合うことで、通信教育でありながら「仲間と学んでいる」という実感を得られました。

和田さん
和田さん


入学した当初はコロナ禍で、最初のスクーリングはすべてオンラインでした。交流の機会が少なかったことから、自ら呼びかけてオンラインコミュニティを立ち上げ、最終的に30人近い学生が集まりました。課題の進捗を共有し励まし合えたことは、孤独になりがちな通信教育を乗り越える大きな支えとなりました。

学業と家庭の両立には夫の理解と協力が不可欠でした。「早く卒業し、建築士資格を取りたい」という思いから、逆算して計画を立て、課題をコツコツと進めることで2年間での卒業を実現。日々の積み重ねが何より大切だと実感しました。 卒業後は在学中に勤務していたハウスメーカーで正社員となり、設計担当として物件を任されています。

二級建築士試験は出産直後の学科試験という厳しい状況でしたが、過去問10年分を繰り返し解いて基礎を固めました。製図試験では数をこなし、スピードと精度を磨きながら、過去問の分析からプランの型を身につけました。家族の支えもあり、無事合格することができました。 翌年の一級建築士試験はさらに難しく、模試で思うような結果が出なかったことをきっかけに学習法を見直し、過去問20年分を徹底的に繰り返しました。知識を体系的に理解し直す過程は大変でしたが、製図では法規や設備の知識を深め、育休明けの仕事復帰と並行しながら「1年で終わらせたい」という強い思いで挑み、合格を果たしました。

今後は、前職である保育士やオーストラリアでの日本語教師の経験を活かし、保育園や学校など子どもや教育に関わる施設の建築に携わりたいと考えています。
通信教育は自ら動かなければ進みませんが、努力した分だけ必ず成果が返ってきます。他の学生と積極的に交流し、わからないことがあればオープン教室などを活用して先生に相談してください。どの先生も丁寧に教えてくださいます。



和田さん
2025年度卒業
和田さん
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