学友から刺激を受けて
目標をアップデート。
一級建築士に合格しました。
入学当初の目標は、二級建築士の資格取得。ところが、卒業研究のゼミで知り合った向上心ある学生と研究に打ち込んでいると、次第に刺激を受け、一級建築士を目指したいと言う思いが芽生えました。二級に加えて一級の試験にも挑むことになれば、勉強する期間は長くなります。でも、一旦やると決めた以上は、やるしかない。今思えば、覚悟を決めてからは早かったですね。もちろん、指導してくださった先生の助言も、一級建築士をめざすきっかけになりました。
卒業後は、アイサン通教と提携している日建学院の講座を受講。2019年の夏に二級建築士の学科試験を、その2カ月後に製図試験を受験しました。また、翌2020年の夏には一級建築士の試験を受けようと思っていたのですが、二級の製図試験の結果が不合格とわかり、2019年の年末から夏までは、一級と二級の勉強を同時に行うことになってしまいました。この二兎を追う展開は、正直予想していませんでしたが、卒業後も連絡を取り合っていた学友たちがメッセンジャーアプリを通じて応援してくれたので、心強かったです。終盤は人生の中で一番と言えるほどの集中力で勉強していたと思います。
一級建築士の試験に合格した時は、本当にホッとしました。振り返ると、大学での勉強は、試験対策としても十分効果を発揮。特に構造力学は基礎を丁寧に教えていただけたので、文系出身の私でも試験問題にうまく対応することができました。気づけば力学計算は得意分野に。これは思わぬ収穫でした。
2021年の夏からは設計事務所に勤務しています。最初はCADの操作に慣れることから始まり、現在は先輩と施主との打ち合わせに参加するほか、新築住宅のプランを考える機会もいただけるようになりました。まだプロの設計士としての知識が足りていないので、今後も学び続けていく必要があります。道のりは長いですが、在学中に大人になってから学ぶことの楽しさを教わったので、前向きな気持ちで取り組めそうです。