卒業生インタビュー
卒業生 倉田 久志さん
倉田久志
若い人に混じって学ぶことが
大きな刺激になり、自信にもなりました。

三重県鈴鹿市でLPガスなどの燃料を扱っている会社を経営しています。近年ではリフォームの仕事も増えてきており、建築の基礎を学んで仕事に活かしたいと思ったことが入学のきっかけです。家族からも「学生生活を経験してみては?」という前向きな言葉をもらったし、友人が復学して頑張っている姿を見ていたことも背中を押した要因です。

最初は通信教育がどんなものなのか分からなかったのですが、入学してみると先生たちの熱心な指導に驚かされました。若い人が多いだろうから気後れするかもしれないなとも思いましたが、若い学生さんはみな向学心が高く、その姿勢に感銘を受けました。そんな若者たちを見ていると「私も頑張らなければ!」と思うようになりました。

教えていただく知識はどれも新鮮で発見の連続。そんな中でも卒業研究は、いまでも忘れられません。地元である白子地区の伝統や文化をテーマに制作したのですが、久しぶりに徹夜をして仕上げました。大変でしたがその分、達成感や充実感を味わうことができましたね。高齢になると物憶えも悪くなりますが、だからといってそのままにしておけばどんどんと悪くなるばかりです。私はとにかく書いて憶えました。記憶に定着させるには、数をこなすことが大切なんだと実感しましたね。

ASUの魅力は、仕事と勉強の両立ができるだけでなく、年齢に関係なく日本全国から多くの人々が集い、それぞれの目標に向かって努力する、そういった場で時間を共有できることだと思います。学んでいくうちに入学当初にあった気後れはなくなり、若い学生のグループにも積極的に入ってコミュニケーションを図れるようになりました。その経験から「まだまだ若い人に混じってもやれるぞ!」と自信もついたし、今後もこの気持ちを大切にして一生勉強していきたいと思うようになりました。

私は今年で71歳になりますが、二級建築士の資格取得を目指して努力しています。ASUで知り合った学友の励ましが、勉強を支える大きなパワーになっています。高齢者であっても何かに挑戦する気持ちは大切ですね。これからもつねに頭をやわらかく、先入観を持たず、学ぶ姿勢を保ち続けたいと思っています。




倉田久志さん
2018年度卒業
LPガスなどのエネルギー販売だけでなく、リフォームや水回りの工事、設備販売など、住まいに関する相談事も広く受け入れている。会社の代表となっても学ぶ姿勢を忘れず、ASUで学んだ知識をリフォーム業務などに活かしたいと意欲的だ。
倉田久志さん
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