若い人に混じって学ぶことが
大きな刺激になり、自信にもなりました。
三重県鈴鹿市でLPガスなどの燃料を扱っている会社を経営しています。近年ではリフォームの仕事も増えてきており、建築の基礎を学んで仕事に活かしたいと思ったことが入学のきっかけです。家族からも「学生生活を経験してみては?」という前向きな言葉をもらったし、友人が復学して頑張っている姿を見ていたことも背中を押した要因です。
最初は通信教育がどんなものなのか分からなかったのですが、入学してみると先生たちの熱心な指導に驚かされました。若い人が多いだろうから気後れするかもしれないなとも思いましたが、若い学生さんはみな向学心が高く、その姿勢に感銘を受けました。そんな若者たちを見ていると「私も頑張らなければ!」と思うようになりました。
教えていただく知識はどれも新鮮で発見の連続。そんな中でも卒業研究は、いまでも忘れられません。地元である白子地区の伝統や文化をテーマに制作したのですが、久しぶりに徹夜をして仕上げました。大変でしたがその分、達成感や充実感を味わうことができましたね。高齢になると物憶えも悪くなりますが、だからといってそのままにしておけばどんどんと悪くなるばかりです。私はとにかく書いて憶えました。記憶に定着させるには、数をこなすことが大切なんだと実感しましたね。