「令和6年度愛産大短大地域公開講座」のご報告(国際コミュニケーション学科 西田)
研究室からこんにちは(短期大学)
昨年に引き続き、令和7年2月24日(祝月)9:30~15:50 岡崎市東部地域交流センター(むらさきかん)において、「令和6年度愛産大短大地域公開講座」を実施したところ、本学の学生の皆さんを含め、延べ69名(実人数25名)の方々に受講していただきました。内容は、以下の通りです(チラシから)。なお、④所感は筆者の感想を述べたものです。
1. 「コンピュータサイエンスって何?」
① 9:30~10:20 藤戸敏弘 先生
② 主な対象者:コンピュータに関心のある方
③ コンピュータサイエンス(CS)という学術分野をご存知でしょうか? 最近やたら耳にするAIなども含むCS(の一端)をご紹介させてもらいます。
④ コンピュータサイエンスは、欧米では数学に関する「計算」の研究であるのに対して、日本では情報工学に関する「計算機」の研究であるなど、コンピュータサイエンスの深い知見と将来の行く末など、教育や我々の生活がどのように変容していくのかについて非常に興味深い内容でした。日進月歩で進化するコンピュータサイエンスにどのように関わるのかを問われていると感じました。
2. 「不登校の子どもたちと高校入試」
① 10:30~12:00 首藤貴子 先生
② 主な対象者:不登校のお子様・保護者
③ 義務教育後の進路は、すべての子どもたちに開かれています。愛知県における高校入試制度や具体的な進路先、必要な費用、支援のしくみ等について学び、子どもの未来につながる進路について一緒に考えましょう。
④ 不登校の人を初め、色々な人が存在するように、教育制度も様々なものが存在する。愛知県の不登校の子どもたちの高校入試の実態を詳しく知ることは、愛知県がどのような子どもの未来を考えているのかを知ることに通じる。これは、当時者やその親御さんのみならず、それ以外の方々、あるいは、教育に関わるすべての人が知っておくべき知見でもある。子どもたちには、自分というものをしっかりと見つめ、固定観念にとらわれず、自分にあった教育・進路を選択し、未来を見つめた幸せな人生を送ってもらいたいと感じました。
3. 「『A Whole New World』で学ぶ英語表現と発音」
① 13:00~13:50 松野澄江 先生
② 主な対象者:英語初級者・中級者
③ アラジンの歌を聴きながら、英語表現や発音について確認していきましょう。最後には、皆さんと一緒に歌いたいと思います!
④ 日本人が英語が聞き取れないのは、英語の単語がどのように発せられるのかという音声学、フォニックス(phonics:英語の文字と発音の関係を学ぶ学習方法)の知識不足にも端を発している。素晴らしい音楽は、気分を高揚させ、優れた歌詞は知的好奇心をも鼓舞する。好きな英語の音楽を何度も聞き、口ずさむことで、その理論が体感できる。音楽を通して英語の音と文法を自然と身につけることも可能である。若い頃に聞いて覚えていた歌のほんとうの意味がわかるのは、かなり後であることが少なくないとも感じています。
4.「英語通訳基礎(実践練習つき)」
① 14:00~14:50 西田一弘:英語通訳基礎(実践練習つき)
② 主な対象者:英語初級者~上級者
③ 日本人の心の礎とも考えられる「武士道」について、日本語と(できれば)英語で、意見を言ってみましょう。MLBの大谷選手はhumbleでgenerousだと言われています。武士道を体現されています。
④ 英語通訳はコミュニケーションである限りは、通訳は聞き手の知識、要求、状況に合わせるのはもちろん、英語におけるCAF(complexity:複雑性、accuracy:正確性、fluency:流暢性)を高める必要がある。いかなる怪我にも屈せず困難を克服し、謙虚で、気前のよい大谷選手の生き様は、選手生活の終わり(死)を考え、短い選手生命(生)を全うしようとする、武士道の精神に通じるものではないかと思います。日本でのMLBのドジャーズ対カブスの試合中、スーパースターのフリーマン選手を初め、昨年度世界一になった多くのドジャーズの選手達が、ひまわりの種を外に吐き捨てるのではなく、紙コップの中に捨てている姿にすがすがしいものを感じました。
5. 「アメリカ大統領スピーチから学ぶ共感のしくみ」
① 15:00~15:50 寺澤陽美 先生
② 主な対象者:英語初級者~上級者
③ 人前で話すとき、聞き手に一生懸命聞いてもらい理解してもらうにはどうしたらよいでしょうか。アメリカ大統領スピーチ(字幕・和訳付き)を題材に、聞き手の共感を得るためのヒントを探っていきましょう。
④ 2期目に入ったトランプ大統領のアメリカ第一主義の姿勢はたとえ政策としても、それぞれの内容の是非については、意見が分かれるところであろう。人称代名詞(I, We, Youなど)を基に1期目と2期目のトランプ大統領のスピーチを分析することで、トランプ大統領の真意やその姿勢の変化を探ろうとする試みは、言語学的価値があることはもちろん、今後のアメリカの動向を知る上でも非常に貴重な知見であると感じました。
無料講座ではありましたが、岡崎市周辺の地域への貢献を目指し、受講の皆さんは、休日にもかかわらず遠方からの参加もあり、目的意識、学習意欲、英語力も高く、長時間に渡って積極的に講座に参加していただきました。受講者のみならず、担当講師の皆さんにおかれましても、多くの刺激と知見をいただいたことと推察いたします。多くの教職員の皆さんと本学の学生を含む参加の皆さんのご協力で、今回の講座を運営することができましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
来年度も「愛産大短大地域公開講座」を開催する予定です。地域貢献の一環として、また本学の教育活動の一環を共有する場として、本学の学生の皆さんのみならず多くの方々にも、ご都合がつきましたら、ご参加いただければ幸いです。
(KN)
講師:松野澄江 先生 講師:寺澤陽美 先生
1. 「コンピュータサイエンスって何?」
① 9:30~10:20 藤戸敏弘 先生
② 主な対象者:コンピュータに関心のある方
③ コンピュータサイエンス(CS)という学術分野をご存知でしょうか? 最近やたら耳にするAIなども含むCS(の一端)をご紹介させてもらいます。
④ コンピュータサイエンスは、欧米では数学に関する「計算」の研究であるのに対して、日本では情報工学に関する「計算機」の研究であるなど、コンピュータサイエンスの深い知見と将来の行く末など、教育や我々の生活がどのように変容していくのかについて非常に興味深い内容でした。日進月歩で進化するコンピュータサイエンスにどのように関わるのかを問われていると感じました。
2. 「不登校の子どもたちと高校入試」
① 10:30~12:00 首藤貴子 先生
② 主な対象者:不登校のお子様・保護者
③ 義務教育後の進路は、すべての子どもたちに開かれています。愛知県における高校入試制度や具体的な進路先、必要な費用、支援のしくみ等について学び、子どもの未来につながる進路について一緒に考えましょう。
④ 不登校の人を初め、色々な人が存在するように、教育制度も様々なものが存在する。愛知県の不登校の子どもたちの高校入試の実態を詳しく知ることは、愛知県がどのような子どもの未来を考えているのかを知ることに通じる。これは、当時者やその親御さんのみならず、それ以外の方々、あるいは、教育に関わるすべての人が知っておくべき知見でもある。子どもたちには、自分というものをしっかりと見つめ、固定観念にとらわれず、自分にあった教育・進路を選択し、未来を見つめた幸せな人生を送ってもらいたいと感じました。
3. 「『A Whole New World』で学ぶ英語表現と発音」
① 13:00~13:50 松野澄江 先生
② 主な対象者:英語初級者・中級者
③ アラジンの歌を聴きながら、英語表現や発音について確認していきましょう。最後には、皆さんと一緒に歌いたいと思います!
④ 日本人が英語が聞き取れないのは、英語の単語がどのように発せられるのかという音声学、フォニックス(phonics:英語の文字と発音の関係を学ぶ学習方法)の知識不足にも端を発している。素晴らしい音楽は、気分を高揚させ、優れた歌詞は知的好奇心をも鼓舞する。好きな英語の音楽を何度も聞き、口ずさむことで、その理論が体感できる。音楽を通して英語の音と文法を自然と身につけることも可能である。若い頃に聞いて覚えていた歌のほんとうの意味がわかるのは、かなり後であることが少なくないとも感じています。
4.「英語通訳基礎(実践練習つき)」
① 14:00~14:50 西田一弘:英語通訳基礎(実践練習つき)
② 主な対象者:英語初級者~上級者
③ 日本人の心の礎とも考えられる「武士道」について、日本語と(できれば)英語で、意見を言ってみましょう。MLBの大谷選手はhumbleでgenerousだと言われています。武士道を体現されています。
④ 英語通訳はコミュニケーションである限りは、通訳は聞き手の知識、要求、状況に合わせるのはもちろん、英語におけるCAF(complexity:複雑性、accuracy:正確性、fluency:流暢性)を高める必要がある。いかなる怪我にも屈せず困難を克服し、謙虚で、気前のよい大谷選手の生き様は、選手生活の終わり(死)を考え、短い選手生命(生)を全うしようとする、武士道の精神に通じるものではないかと思います。日本でのMLBのドジャーズ対カブスの試合中、スーパースターのフリーマン選手を初め、昨年度世界一になった多くのドジャーズの選手達が、ひまわりの種を外に吐き捨てるのではなく、紙コップの中に捨てている姿にすがすがしいものを感じました。
5. 「アメリカ大統領スピーチから学ぶ共感のしくみ」
① 15:00~15:50 寺澤陽美 先生
② 主な対象者:英語初級者~上級者
③ 人前で話すとき、聞き手に一生懸命聞いてもらい理解してもらうにはどうしたらよいでしょうか。アメリカ大統領スピーチ(字幕・和訳付き)を題材に、聞き手の共感を得るためのヒントを探っていきましょう。
④ 2期目に入ったトランプ大統領のアメリカ第一主義の姿勢はたとえ政策としても、それぞれの内容の是非については、意見が分かれるところであろう。人称代名詞(I, We, Youなど)を基に1期目と2期目のトランプ大統領のスピーチを分析することで、トランプ大統領の真意やその姿勢の変化を探ろうとする試みは、言語学的価値があることはもちろん、今後のアメリカの動向を知る上でも非常に貴重な知見であると感じました。
無料講座ではありましたが、岡崎市周辺の地域への貢献を目指し、受講の皆さんは、休日にもかかわらず遠方からの参加もあり、目的意識、学習意欲、英語力も高く、長時間に渡って積極的に講座に参加していただきました。受講者のみならず、担当講師の皆さんにおかれましても、多くの刺激と知見をいただいたことと推察いたします。多くの教職員の皆さんと本学の学生を含む参加の皆さんのご協力で、今回の講座を運営することができましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
来年度も「愛産大短大地域公開講座」を開催する予定です。地域貢献の一環として、また本学の教育活動の一環を共有する場として、本学の学生の皆さんのみならず多くの方々にも、ご都合がつきましたら、ご参加いただければ幸いです。
(KN)


講師:松野澄江 先生 講師:寺澤陽美 先生