コロナ禍で使う英語表現(国際コミュニケーション学科 松野澄江)
研究室からこんにちは(短期大学)
みなさん、こんにちは。
今回はコロナ禍でよく使う英語表現を皆さんと確認していきたいと思います。まず、よく出てくる表現、緊急事態宣言や変異株を英語で言えますか。以下は5月7日付けのNHK World-JapanのCoronavirus surge strains Japan’s Medical System の記事の一部です。
Three more prefectures have been attached to Japan's state of emergency as hospital beds fill up. The rapid spread of coronavirus variants nationwide has Hokkaido, Okayama and Hiroshima all facing serious difficulties.
緊急事態宣言はthe state of emergencyです。ここでは「日本の緊急事態宣言」ということで、Japan’s state of emergencyとなっています。また、変異株はvariantsですね。variantは変体、変形、添加、などの意味があります。この文は「病院が満床になってきていることをうけて、さらに3県に日本の緊急事態宣言が追加された。全国的にコロナウィルスの変異株が急速に広がっていることにより、北海道、岡山、広島が深刻な事態に直面している。」という意味になります。2行目に出てくるhas が使役動詞なのは分かりましたか。「~させる」という意味です。2行目を直訳すると、「全国的なコロナウィルスの急速な広がりが北海道、岡山、広島すべてを深刻な事態に直面させている」となります。
次にワクチン接種やワクチンはなんと英語で言うのでしょうか。以下は6月1日付けのThe Japan TimesのJapan to start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21.の記事の一部です。
Japan will start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21 to speed up the pace of the country's sluggish vaccine rollout ...
コロナウィルスのワクチン接種は英語ではCOVID-19 vaccinations です。この文は「日本は遅いワクチンの展開のペースを速めるために6月21日に職場や大学でCOVID-19のワクチン接種を開始する」という訳になります。ワクチンはvaccineです。この記事でvaccine rolloutと出てきますが、このrolloutは「隅々まで行き渡らせること」という意味になります。
では最後に日本語でよく「ソーシャルディスタンスを保つ」と言いますが、ソーシャルディスタンスは英語でしょうか。以下は海外でよく見かける看板です。実際にこの看板はイギリスのオンラインショップで売られています。
(Social Distancing Sign - JPS Online)
日本語のソーシャルディスタンスは英語ではsocial distancingにあたります。つまり、社会生活を営むうえでの距離を取ること(ここでのdistancingは動名詞)という意味です。ちなみに、英語でのsocial distanceは、人間の心理的な距離のこととなります。例えば、先生と生徒との距離感はsocial distanceに当たります。感染症予防の場合にはsocial distancingまたはphysical distancing(身体的に距離を取ること)を使うようにしましょう。
今回のブログではとてもよく出てくるコロナ禍での英語表現を少し確認しましたが、もっとたくさんのコロナ関係の表現があります。英字新聞をときどきは読んで、色々な表現を学びましょう!
参考文献
NHK World-Japan (2021) Coronavirus surge strains Japan’s medical system. Retrieved June 3rd, 2021, from https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/1645/
The Japan Times (2021) Japan to start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21. Retrieved June 3rd, 2021, from https://www.japantimes.co.jp/news/2021/06/01/national/vaccinations-in-workplaces/
今回はコロナ禍でよく使う英語表現を皆さんと確認していきたいと思います。まず、よく出てくる表現、緊急事態宣言や変異株を英語で言えますか。以下は5月7日付けのNHK World-JapanのCoronavirus surge strains Japan’s Medical System の記事の一部です。
Three more prefectures have been attached to Japan's state of emergency as hospital beds fill up. The rapid spread of coronavirus variants nationwide has Hokkaido, Okayama and Hiroshima all facing serious difficulties.
緊急事態宣言はthe state of emergencyです。ここでは「日本の緊急事態宣言」ということで、Japan’s state of emergencyとなっています。また、変異株はvariantsですね。variantは変体、変形、添加、などの意味があります。この文は「病院が満床になってきていることをうけて、さらに3県に日本の緊急事態宣言が追加された。全国的にコロナウィルスの変異株が急速に広がっていることにより、北海道、岡山、広島が深刻な事態に直面している。」という意味になります。2行目に出てくるhas が使役動詞なのは分かりましたか。「~させる」という意味です。2行目を直訳すると、「全国的なコロナウィルスの急速な広がりが北海道、岡山、広島すべてを深刻な事態に直面させている」となります。
次にワクチン接種やワクチンはなんと英語で言うのでしょうか。以下は6月1日付けのThe Japan TimesのJapan to start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21.の記事の一部です。
Japan will start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21 to speed up the pace of the country's sluggish vaccine rollout ...
コロナウィルスのワクチン接種は英語ではCOVID-19 vaccinations です。この文は「日本は遅いワクチンの展開のペースを速めるために6月21日に職場や大学でCOVID-19のワクチン接種を開始する」という訳になります。ワクチンはvaccineです。この記事でvaccine rolloutと出てきますが、このrolloutは「隅々まで行き渡らせること」という意味になります。
では最後に日本語でよく「ソーシャルディスタンスを保つ」と言いますが、ソーシャルディスタンスは英語でしょうか。以下は海外でよく見かける看板です。実際にこの看板はイギリスのオンラインショップで売られています。
(Social Distancing Sign - JPS Online)
日本語のソーシャルディスタンスは英語ではsocial distancingにあたります。つまり、社会生活を営むうえでの距離を取ること(ここでのdistancingは動名詞)という意味です。ちなみに、英語でのsocial distanceは、人間の心理的な距離のこととなります。例えば、先生と生徒との距離感はsocial distanceに当たります。感染症予防の場合にはsocial distancingまたはphysical distancing(身体的に距離を取ること)を使うようにしましょう。
今回のブログではとてもよく出てくるコロナ禍での英語表現を少し確認しましたが、もっとたくさんのコロナ関係の表現があります。英字新聞をときどきは読んで、色々な表現を学びましょう!
参考文献
NHK World-Japan (2021) Coronavirus surge strains Japan’s medical system. Retrieved June 3rd, 2021, from https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/1645/
The Japan Times (2021) Japan to start COVID-19 vaccinations at workplaces and universities on June 21. Retrieved June 3rd, 2021, from https://www.japantimes.co.jp/news/2021/06/01/national/vaccinations-in-workplaces/