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日本人のよく間違える英語表現(国際コミュニケーション学科 松野澄江)

研究室からこんにちは(短期大学)
 みなさん、こんにちは。松野澄江です。今回は日本人がよく間違える英語表現を3つ紹介したいと思います。まず1つ目は「私は毎日アルバイトをします」です。多くの日本人は日本語をそのまま英語に訳するため、”I do a part-time job every day.”と言う人が多いです。大学生の英作文のクラスでも、多くの学生さんがこの文を書きます。でも、英語では「アルバイトをする」 (do a part-time job)という言い方はしません。英語ではアルバイトをもつ(have a part-time job)やパートタイムで働く(work part-time)という言い方になります。つまり、

I have a part-time job every day.
I work part-time every day.

 これらの2文が正しいです。



 次に「昨日、友達と大阪で遊びました」はどのように表現しますか。このまま、日本語から英語に訳すると、 “ I played with my friend in Osaka yesterday.”と言ってしまいそうですね。「遊ぶ」は確かに”play” ですが、 “play”はゲームで遊ぶ時やスポーツをして遊ぶ時のような場合には使いますが、日本語の「遊ぶ」のように、「楽しい時を過ごす」や「ぶらつく」のようなニュアンスでは使いません。 “I played with my friend in Osaka yesterday.” この文自体は間違った文ではありますが、ネイティブスピーカーが聞くと、大阪でゲームかスポーツでもしたのかと誤解を招く可能性があります。
「昨日友達と大阪で遊びました。」を英文にすると、

1. My friend and I enjoyed ourselves in Osaka yesterday.
2. I went out with my friend in Osaka yesterday.
3. I hung out with my friend in Osaka yesterday.
4. I chilled (out) with my friend in Osaka yesterday.



がよいでしょう。1の “enjoy oneself” (ここでは “enjoy ourselves”) は「楽しむ」という意味ですが、日本語の「遊ぶ」のニュアンスと似ています。2の “went out“は「出かけた」という意味です。3の”hung out” は「友達と(ぶらぶらと)時間を過ごした」というイメージになります。 4 のchilled (out) は「のんびりと(いい時間を)楽しんだ」というニュアンスになります。意味的に 3の“hang out” と 4の“chill out” は似ており、どちらも口語表現です。
 最後は、「私は来年沖縄に旅行(し)に行きます。」この文を英語にするとどうなりますか。 “I will go to travel in Osaka next year” や“I will go to travel to Okinawa next year” 等とは言わないでください。政府が出した”Go to Travel” キャンペーン は明らかに変な英語になります。 “I will go to Okinawa.”や “I will travel to Okinawa.” は正しい文ですが、”I’ll go to travel to Okinawa.” と言うことはできません。 “go to travel” は同じことを2度繰り返しているような言い方になります。



 いかがでしたか。上記3つの表現は間違えないようにしましょう!これからも英語の勉強がんばりましょうね!