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e-ラーニングを始めるにあたって(国際コミュニケーション学科 髙野盛光)

研究室からこんにちは(短期大学)
 4月に入り新学期が始まり、はやひと月が経とうとしています。入学オリエンテーション等ですでにe-ラーニングの進め方についてみなさんには概要を紹介しました。すでに学習を始めている方もいます。今回はe-ラーニングの進め方について基本的なことを簡単に紹介します。

1.学習を始める前に『学習のしおり』、「シラバス」、「学習コース内の解説」をしっかりと読む
 通信課程では通学課程と違って日常的にみなさん学生とわたしたち教職員が直接顔を合わせることが難しいために通教オンラインのQ&A等でのやりとりも交えながら学習を進めていくことになります。その際『学習のしおり』、「シラバス」に書かれている内容あるいは「学習コース内の解説」に書かれている内容に目を通すことなく質問しているなと思われるものがあります。まずはこれら3つをしっかりと確認してから学習を始めましょう。

2.余裕をもって学習を進めましょう
 まだ新年度4月期が始まったところですので特に新入生の方にはピンとこないかもしれないですが、e-ラーニング学習といえども余裕をもって学習を進めてください。通信科目の小テスト(レポート課題)、科目終末試験の中には「自動採点」ではなく、みなさんが提出した課題をわたしたち教員が「手動採点」するものや添削をしてみなさんに返却するものがあります。みなさんが提出した課題を添削・採点して返却するのに最大で約1ヵ月を要します。
 卒業間際になると多くの方があわてて提出してきます。最初の提出で合格できれば問題はほとんど起きません。しかしながら卒業がかかった提出物が万が一不合格になってしまったら在籍延期を余儀なくされます。また夏季休暇や年末年始の休暇の時期にも多くの方が提出してくる傾向にあります。その場合にもいつもよりも返却に時間を要することが起こりやすくなります。そうしたことを見越して余裕をもって学習を進めましょう。

3.必要性を感じたらパソコンを購入することに躊躇すること勿れ
 時おり学生のみなさんから「愛知産業大学短期大学で学ぶためにはパソコンがなければだめですか。スマホ(あるいはタブレット)ではだめですか」との質問を受けます。正解はありません。
 記述式の科目終末試験であれば、60分で約2,000字の入力が必要になります。入力だけを考えれば34文字/分です。しかしながら試験のときにおこなっているのは文字入力だけではありません。入力内容を考えたり、表現を考えたり、見直しをしたりなどさまざまなことをしているはずです。そうしたことをスマホ、タブレットでも何の問題もなくできる自信があればパソコンがなくてもよいでしょう。
 また動画が資料になっている科目があります。この場合にはパソコンでの視聴と比較するとどうしても画面サイズが小さくなることが避けられません。この点についても考える必要があります。
 スマホ、タブレットで学習を進めることは可能です。しかしながら快適に学習を進められるかどうかは別問題です。まずは小テスト(できれば記述式のレポート課題)に時間を測りながら取り組んでみて問題なくやれそうだと思えばパソコンを購入する必要はないかもしれません。取り組んでみて「もしパソコンだったらもっと快適に学習を進めることができた。もっとじっくりと解答を入力できてよりよい評価がえられたはずだ」と感じたのであればパソコンの購入も考えてみましょう。