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実は……二題(国際コミュニケーション学科 髙野盛光)

研究室からこんにちは(短期大学)
 2017年3月10日、これはわたしが携帯電話からスマートフォンに切り替えた日です。実はこの頃までは周りには頑なに「キャリアがガラケー向けサービスを打ち切ったらモバイル媒体は持たない」と宣言していました。スマートフォンに切り替えた理由は至極簡単なものです。韓国出張の際やり取りをするには無料通話も含めてLINEの方が便利だからというただそれだけの事。おそらく韓国で幼稚園教育のフィールドワークをしたり、ボードゲーム事情のフィールドワークをしたり、現地でボードゲームや書籍等の資料を収集したりといった事がなければ今でも携帯電話のままだった可能性は結構高いと思っています。今でも一部の人とのやり取りを除けば、スマホを使っての日常のやり取りはeメールかSMSが主です。特に家族とはそうです。
 そんな状況ですからおサイフケータイ機能なんてスマホに変えたときに申し込んだ(込まされた?)某カードにキャッシュバックを入れる以外にはほとんど機能していません。通勤定期等も持っていないし、そもそもクルマでの移動が主なので交通系ICカードも日本国内で使えるものは1枚も持っていません。スマホをかざして自動改札もスイスイなんて「ドコの国の話?」です。わたしが持っている交通系ICカードは韓国のT-moneyカードだけです。このT-moneyカードにしても2回目か3回目の韓国訪問の時に初めて手に入れたものです。韓国滞在中に地下鉄利用やコンビニ利用(特にコンビニ利用)のたびに小銭がたまっていき、しかもほとんど使うことがない事に気付きT-moneyカード利用に切り替えました。地下鉄や市内バス、コンビニ利用だけではなく、仁川国際空港(인천국제공항)とソウル市内との移動に使う空港バス(공항버스)利用にも使えるので便利です。特に空港バス利用の際には予めチケットを購入する手間が省ける(省けない場合もある)ので重宝しています。
 さてもう一つ、PayPay、LINE Payなどのスマホ決済も今のところ使っていません。先日行きつけのディーラーさんでクレジット払いにしようとしたところ「先生、PayPay使われてないんですか。珍しいですね」と言われました。20年を超える長いお付き合いなのでわたしが短大教員でコンピュータ関連科目を担当している事を知ってみえるのでそのように言われたのです。なぜPayPayでの決済を持ち出されたのかをお聴きしてみるとお店にとっては手数料、入金までの期間がクレジット決済よりもメリットがあるとの事でした。政府主導でキャッシュレス社会への移行を加速させようとしているわけですが、クレジットカード決済も電子マネー決済もこれまでのスマホ決済も飛び越えてPayPay、LINE Payなどへ一気に持っていこうとしているのでしょうか。ガラケーからスマホへの移行の時と同じく、クレジット決済や電子マネー決済からスマホ決済へと変える必然性がなければPayPay、LINE Payなどに手を出す(!?)事がわたしにとっては喫緊の課題ではない事だけは間違いないと断言できます。