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研究室からこんにちは(建築学科 藤枝秀樹)

研究室からこんにちは(建築学科)
先日、三重県立美術館で企画展「モダニストの日本美―石元泰博「桂」の系譜」を見て来ました。写真は企画展入場チケットの半券です。
本展では、W・グロピウスやル・コルビュジエのモダニズム建築に対し、伝統的な日本美をモダニストが再評価した系譜を作品や資料によって紹介しています。ル・コルビュジエの「建築へ」原著、ブルーノ・タウトの桂離宮スケッチ(複写本を直に手に取ることができます)、丹下健三のコンペ案、岸田日出刀の著書「過去の構成」の拡大パネル、写真家石元泰博(いしもと・やすひろ1921-2012)の桂離宮の美しい写真等など、戦前戦後の日本建築界の力強い息吹が感じられる素晴らしい企画展です。お勧めします。開催日は、2018年1月4日(木)~3月4日(日)です。
建築学科教授 藤枝秀樹