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研究室からこんにちは(国際コミュニケーション学科 松野澄江)

研究室からこんにちは(短期大学)
去年(2018年)の10月終わりに韓国でのスクーリングに行きました。韓国と日本の違いについて、私自身が経験したことと学生からの話で驚いたことがあったので、今回のブログではそれらについて書きたいと思います。
第1に私が驚いたことは、韓国人はほとんど現金を持ち歩かないということです。お金を割り勘にする時にも携帯からお金を支払い、割り勘にしていました。日本ではまだ割り勘の時は現金で支払うのが普通のように思っていたので、大きな違いであると感じました。また、クレジットカード情報が携帯の中に入っているようで、カード自体持ち歩かないようでした。現金を使うのは屋台だけだと学生が教えてくれました。日本でもPayPayが導入されましたが、韓国ではそれがすでに普及しているのかもしれません。


 第2に驚いたことは食事の仕方です。韓国ではご飯はテーブルの上にお茶碗を置いたままで食べるのがマナーで、お茶椀を持ち上げるのはマナー違反とされています。金属製のお茶椀なので、熱いご飯が入っていると、持つことができないからだそうです。また、日本ではご飯はお箸、韓国ではスプーンで食べます。韓国でもお箸は、おかずを取るときに使いますが、ご飯を食べるときには使わないようです。日本では、お味噌汁は器を持ち上げてそれを口に持っていきます。韓国では器は机に置いたままスプーンですくって食べます。また、韓国では汁物の中にご飯を入れて食べることも多いのですが、日本ではマナーが悪いとされると思います。

 第3に驚いたことは学生から聞いた韓国と日本の空港のにおいについての違いについてです。「日本は空港につくと、醤油のにおいがする」と韓国の学生“全員” が言っていました。私には全く理解不可能でした。そもそも醤油ってにおいがあるのかと不思議に思いました。また、彼らは「韓国の空港はニンニクのにおいだ」と言っていました。確かに昔、大韓航空に乗った時は機内でニンニクのにおいがすると思ったことはありましたが、今回大韓航空を利用したときにはそのにおいは感じませんでしたし、空港でもニンニクのにおいはしませんでした。当然、帰国の際、日本の空港で、醤油のにおいは私には分かりませんでした。

  最後に、辛さのレベルがかなり違うと感じました。帰る際、仁川国際空港で余ったお金で、韓国の混ぜご飯をお昼に買いました。それには「少し辛い」と日本語でも書いてありました。せっかく来たのだから、最後は韓国料理を食べて帰ろうと思い、それを購入しましたが、少し辛いどころではなく、胃が破れるのではと思ったくらい辛かったです。2口ほど食べたのですが、残念ながらそれ以上食べることができませんでした。味覚がかなり違うと感じました。
 今回の韓国スクーリングでは異文化体験をすることができました。また、韓国の学生と接し、様々な話も聞け、とても有意義な時間を過ごすことができました。また機会があれば、韓国に行きたいです。