インタビュー
社会で活躍している卒業生たちの声を集めました。学びの動機、実際の授業、そしてめざす夢……。
そんなリアルな声に耳を傾ければ、あなたの学びのイメージが浮かんでくるはずです。
星 万里子さん (2022年度卒業)ネイティブ・イングリッシュコース
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先生からの「絶対に大丈夫!」
の言葉で卒業することができました
日本語教師として働く中で、日本語教育に関する知識はあっても、他国の文化や慣習について知らないことが多く、戸惑いを覚えることが多くありました。また、留学生への日本語教授や、海外のビジネスパーソンとのコミュニケーションにおいて英語力が必要だと感じたことがきっかけで通信制の学校を探し始めました。いろいろな通信制大学、短期大学を調べてみましたが、ASUは私が学びたい国際コミュニケーションについて学べること、2年で卒業できる短期大学であったことが決め手となり入学を決めました。
通信教育は一人で黙々と勉強すると言うイメージが強かったですが、ASUでは先生方とコミュニケーションをとる機会が多く、孤独ではありませんでした。専用サイトから質問をすると、質問に回答してくださるだけでなく、「焦らずゆっくりと頑張りましょう!」とコメントを添えてくださったり、学習がうまく行かずもう卒業できないかもしれないと弱音を吐いた時も、「絶対に大丈夫!」と励ましの言葉をくださったりしました。
在学中は新型コロナウイルスの影響で、オンラインのスクーリングの受講が多かったですが、学生同士でグループLINEを作り、どれくらい単位修得試験に向けて勉強しているか等について情報交換することができました。会場で受講、オンラインどちらの受講でも隔たりなく交流を深めることはできると思います。また、定期的に開催されるZoomを使用した学習相談会では、先生、学生双方とコミュニケーションを図ることができました。
将来的には更に国際的な分野で活躍できるよう、大学編入や、フィリピンやシンガポールへの留学を視野に入れています。そのためにまず、英語力をより高めたいと考え、現在も学習を継続しています。日本語教育者は英語が話せなくても問題がないという風潮がありますが、日本語と外国語の違いを深く知ることで、学習者にとって理解が難しい個所がわかるようになると思います。私自身、英語の学習を通じて自分の教授スキルが向上したと思っています。
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綾部 里奈さん (2023年度卒業)子どもコース
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2年で卒業&保育士合格
何歳からでも学ぶことはできると気づくことができました
結婚・出産をきっかけに、子どもの療育に関わる仕事がしたいと思い、求人を探していましたが、保育士資格を持っていることが条件であることがほとんどでした。保育士になるには、指定保育士養成施設と呼ばれる大学・短大・専門学校を卒業する、もしくは指定保育士養成施設以外の大学・短大・専門学校に進学して保育士試験を受験する方法等がありますが、私の場合は子どもが小さかったため、学校に通学することが難しく、また、指定保育士養成施設の場合、通信制の学校であっても長期間に渡る実習への参加が必要なため、通信制短大を卒業し、保育士試験を受験することを選択しました。
ASUへ入学した決め手はスクーリングの通いやすさ。説明会に参加した際、スクーリングは土日に名古屋で参加でき、一部の科目はオンライン受講も可能であると聞き、これなら私でも卒業できると感じました。
学習はすきま時間を活用して進めました。仕事から帰宅後、子どもが帰ってくるまでの少しの時間、子どもの習い事の待ち時間等、少しでも時間があれば意識的にテキストを読み進めたり、レポートをまとめたりしました。一番大変だったのはスケジュール管理。いつどの科目を学習するかはすべて自分で決めていかなければならないので、一覧表を作成し、終わったものから順に消していくようにしていました。
ASUに入学する前は、高校を卒業してから長い時間が経っているし、子どもも2人いてそんな状況で何かを学ぶなんて絶対に無理だと思っていました。それでも一歩を踏み出したことにより、世界がどんどん広がっていきました。2年で卒業ができ、保育士資格も取ることができたことが大きな自信になり、今は他大学に編入し、小学校と特別支援学校の教員免許取得を目指しています。子育てがひと段落したら障がいがある子どもたちが生活しやすい環境を作るお手伝いができたらと思っています。
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張野 華子さん (2022年度卒業)科目等履修生(日本語教員養成課程)
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残り時間と単位数を可視化することで
1年で日本語教員養成課程を修了できました
自治体が主催する日本語指導員養成講座で、ASUの川崎先生と出会ったのが受講のきっかけでした。愛知県には、日本語支援を必要とする外国にルーツを持つ子どもたちが最も多く、また地元の小中学校にもそのような子どもたちが多く在籍していることを、講座を通じて知りました。子どもたちの力になりたい、自分にできることは何だろうかと考え、その後、先生が代表を務められる一般社団法人の支援者となりました。保育所や小中学校で日本語を学ぶ子どもたちと向き合う中で、より良い支援をするために日本語教育について深く学びたいという気持ちが強くなり、ASUの日本語教員養成課程の受講を決めました。
通信教育は自分のペースで学ぶことができるので、通学するより気楽にやれるだろうと考えていました。しかし、入学直後に新型コロナウィルスによって、子どもが通う学校が一斉休校になってしまいました。おかげで子どもも私も毎日家の中で過ごすことに。子どもが学校に行っている間に勉強をしようと思っていましたが、そうはいかなくなってしまいました。私は1年で修了することを目標にしていたので、どうしたら1年間で終えられるかを考え、年間の予定表を作成しました。前半にスクーリング科目と比較的短期間で終えられそうな科目に取り組み、後半は試験に論述が必要な科目に時間を割きました。途中、苦戦をすることもありましたが、残りの単位数と日数を可視化することで気持ちに余裕を持って進めることができ、無事1年ですべての単位を修得することができました。
今後も、外国にルーツを持つ子どもたちが日本での生活を楽しいと感じ、将来を見据えながら充実した日々を過ごせるよう、子どもたちとその保護者への支援活動を続けていきたいと思っています。 2024年4月には、登録日本語教員という国家資格が制度化されます。子どもの日本語支援を続けながら、留学生への日本語教育にも挑戦できればとも考えています。
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秋山 恵子さん (2020年度卒業)日本語教育コース
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アクセス便利なスクーリング会場等
学習しやすさを感じられた点が入学の決め手でした
通信教育で日本語教育について学び、海外で日本語を教えたいという漠然とした思いをずっと抱えていたものの、仕事や、結婚そして夫の海外転勤によって、中々実現できないままでした。そんな中、帰国して住むことになったのが、スクーリングで通学するのに便利な東京だったため、学ぶなら今しかないと思い、入学しました。
日本語教育について学べる通信制大学は他にもありましたが、ASUは自宅学習する通信科目は全てオンラインでレポート提出・試験の受験ができ、スクーリングについても、愛知県に通学する必要がなく、アクセス便利な田町駅近くにスクーリング会場があった点が、入学の決め手になりました。
在学中の、妊娠・出産・育児でも諦めたくない
その一心で卒業を目指しました
入学後、まもなくして子どもを授かりました。それでも当初の計画通り、2年で卒業するつもりで学習を続けていましたが、妊娠初期から思うように学習ができず、安定期に入ったころには入院をしてしまいました。結果、学習の継続ができなくなり、泣く泣く休学。そして、入院の末、予定日より2か月も早く出産しました。出産直後は子どもも2か月入院したこともあり、精神的につらく、とても勉強について考えられる余裕はありませんでしたが、子どもが退院し、家族3人での生活に慣れ始めた頃から復学することを考え始めました。このまま退学してしまえば「楽」だったかもしれませんが、どうしても中途半端で終えたくない、諦めたくないと言う気持ちが勝り、家族と相談した上で、復学を決めました。家族だけでなく、日本語教育担当の川崎先生には、出産前から先生として、同じ女性として相談に乗っていただき、親身なアドバイスをいただきました。育児をしながら学習を継続することには大きな不安がありましたが、先生に支えていただけたことも卒業することができた大きなポイントだったと考えます。
ASUでは自由な科目選択ができるため、日本語教育に関する科目だけでなく、実生活に役立つ保育系の科目が履修できることも魅力でした。子どもの成長の段階について学ぶことができ、その視点を持って子どもの成長を見守ることができているので、育児に役立っていると感じています。
卒業後はさらに日本語教育について学びを深めるため、通信制大学に3年次編入をしました。学習内容は発展的なものになっていますが、ASUでの学びを通じて、日本語教育についての基礎知識やレポートの書き方を身に付けられているため、何とか乗り越えて行けそうです。ASUを卒業できた自信も支えになっています。
まだ子どもが小さいため、大きな変化は考えていませんが、将来的にはASUでの学びを活かし、海外で日本語を教えたいと考えています。
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松井 美帆さん (2021年度卒業)子どもコース
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日常に感じていた閉塞感
それを打破するために決意した
保育士試験への挑戦
当時7歳と3歳の子どもを育てながらフルタイムの勤務で仕事をしていました。現在の仕事に特別な不満があったわけではないですが、漠然とした閉塞感を感じていました。それはおそらく、自分自身が出産・育休・復職を経験したことから、子どもを産み育て働く女性や、かわいい子どもをサポートしたいと思う気持ちをずっと抱えていたからだと思います。
夫に「悩んでいるぐらいなら、チャレンジすればいい。」と言われ、「今、思いを行動に移す時!」と一念発起して保育士の資格取得を目指すことにしました。
しかし、私の場合、保育士試験の受験資格を満たすためには短大卒の要件が必要だったため、ハードルが上がりました。今までも複数の資格を独学で取得した経験から勉強することに耐性はありましたが、2年間にわたり短大の履修科目と保育士試験の勉強を、子育て・仕事をしながら両立できるのか、そして家族より自分を優先してもよいのだろうかと、相当悩みました。
そんな思いの中、ASUの資料を取り寄せて目を通すと、子どもコースがあり、履修した科目の学習が保育士試験の土台になることが大きなメリットと分かり、スクーリング会場も自宅から通える距離にあったことから、2週間後には覚悟を決めて出願の手続きをしました。
徹底したスケジュール管理と
「ママ頑張れ」と「学ぶ楽しさ」を力に変えて
2年で保育士試験合格と短大卒業を実現
はじめて受講した子どもコースのスクーリングで首藤先生より、保育士試験に必要な専門科目は1年次から履修して知識を身に付けるようアドバイスを頂きました。私は保育士試験を2年次の10月に受験する計画組みにしたため、保育士筆記試験の4か月前からは試験勉強だけに没頭できるように履修科目の勉強スケジュールを調整しました。無事に筆記試験に合格してからは、実技試験対策と、残りの履修科目の単位取得に向けてラストスパート!自分のペースで学習を調節でき、時折あるスクーリングでは、様々な出身地で幅広い世代の同じ志を持つ同級生に刺激をもらったり、情報交換ができたりするのが通信制のよいところだと思います。
毎晩勉強、休日は勉強、家族で過ごす時間もなかなか取れず、子どもに寝る前に本を読んであげられない、スクーリングで子どもの運動会に行けない、覚悟はしたものの、やはり育児・仕事・勉強の2年間は毎日大変でした。でも、短大卒業と在学中に保育士試験に合格する決意は揺らぐことはありませんでした。それは、家族のサポートや子どもから「ママ頑張れ」の励ましと、そして、「学ぶことの楽しさ」があったからです。先生方からの講義内容は、社会人になってからの学びに豊かさや深みを与えてくれました。また、子どもコースの首藤先生との距離が近く、今後のキャリアについて個別で相談に乗って下さった時には涙しました。
無事に保育士試験に合格し短大を卒業した現在は、職場で子育ての真っただ中だったり、これから結婚・出産を控えていたりする後輩がいるため、保育士として微力ながらサポートできるといいなと考えています。もっと先の将来では、ライフワークの一環として、地域社会でボランティアとして子育て支援に関わることができたらと考えています。ようやく、子どもとゆったり過ごす時間がとれるようになり、また専門知識を得たことで、「子どもの“今”の育ちを支える」視点で、2児の母親業に励んでいます。
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江連 ゆかりさん (2018年度卒業)英語教員養成コース
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教員採用試験に合格!
念願の英語教師として奮闘中。
アメリカでの留学経験を活かし、小学校の英語のゲストティーチャーとして時間給で働いていました。しかし、家庭の事情によりフルタイムで働かざるを得ない状況になってしまったため、教員免許を取得し、正規の教員として働きたいと考えました。でもその時の私には、日本の大学卒業資格も教員免許もありませんでした。どうしたらよいか悩んでいた時、お世話になっている方がASUを勧めてくれました。一刻も早く、教員採用試験に合格したかった私にとって、通信制、しかも短期大学で教員免許を取得することができるASUは理想的な学校でした。
仕事や子育てと並行しながらの勉強でしたが、ASUはeラーニングが充実していてスキマ時間を活用しやすく、想像よりもスムーズに進められました。実際、ASUで知り合った友人たちはみんな卒業していますが、ほかの通信制大学で学んでいた知人の中には、卒業を断念した人もいます。やはり、ASUには勉強しやすい環境があると思います。

また、すでに英語を仕事にしていた私でも、ASUでの学びは発見の連続でした。スクーリングの英語コミュニケーションの授業では伝え方のコツなど参考になることが多かったです。幅広い年代の仲間と交流できることも魅力で、その経験は仕事でも、世代の違う同僚とのコミュニケーションに活きています。

楽しく学びながらスムーズに卒業、教員免許の取得ができ、また教員採用試験にも無事合格することができました。次は成長して教師になった教え子と一緒に働くことが私の夢です。ASUで得た達成感が自信につながり、多少のことでは何事もあきらめなくなりました。次の夢もぜひ叶えられるよう、がんばっていきたいです。
関口 敏之さん (2020年度卒業)実用英語コース
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学ぶ楽しさを知り、大学院進学を目指す。
ASUが飛躍の最大のきっかけに。
映画の仕事がしたくて、高校卒業後は有名映画監督のもとに弟子入りし、大学には進学しませんでした。その後、結婚して子どもが生まれるのを機に映画の世界から離れ、企業PRの仕事に就くと、学歴の必要性を感じるようになりました。

そこで通信制の短大に入学しようと思ったものの、仕事をしながら自主性が求められる通信教育で学ぶことには不安がありました。様々な学校を調べる中でASUを知り、一般の通信制大学と比較し、卒業率が高いASUなら続けられるのではと思いました。また、東京にスクーリング会場があって通いやすいことも魅力的で、入学を決めました。

不安だった仕事との両立については、勉強のルーティン化とモチベーション維持を意識して乗り切りました。まずは出社前に必ずカフェに寄って勉強することを習慣化しました。生活サイクルに組み入れてしまうと、特段の負担を感じることなく勉強を進められました。
併せて何のためにこの科目を学ぶのか、自分の中で勉強の目的を明確にしてモチベーション維持に努めました。最初は卒業さえできればよいと思っていましたが、仕事に役立ちそうな科目を選ぶと意欲が湧き、失速せずに楽しくやり遂げることができました。

専門性を高めたいと思える分野にも出会い、今は通信制大学に編入して大学院進学も目指しています。

ASUに入学した当初は、こんな展開を想像すらしていませんでした。卒業後も学び続けようと思えたのは「勉強は楽しい」と感じさせてくれたASUの先生方のおかげです。入学前にあれこれ心配し、結局、学ばないという選択をしなくて本当によかったです。思い切って飛び込んでみると、きっと飛躍のきっかけを掴めると思います。
黒澤 暁さん (2020年度修了 科目等履修生)日本語教員養成課程
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先生方や仲間の存在を感じられる通信制。
自分はまだやれると思えたことがうれしい。
20代の頃から、いつかは海外で暮らしたいと思っています。現在のパン職人の仕事にやりがいはあるものの、将来海外で働くなら日本語教師がよいのではないかと考え、ASUの日本語教員養成課程の受講を決めました。

正直いうと入学前は、自宅学習中心の通信制では丁寧な指導は望めないと思っていました。でも入学してみたら、予想に反して熱心な先生ばかりでした。スクーリングの時だけでなく、自宅で学習する科目についても、オンラインで質問をすると、何度でも熱心に答えもらうことができました。返信も早く、スムーズに勉強を進められました。

また、一緒に学ぶ仲間とのつながりも感じることができました。スクーリングでは年代や仕事が違う人たちと一緒に学べることが魅力的でした。日本語教育演習Iと言う科目の中で、日本語の模擬授業に挑戦したときは、グループで1つのものをつくり上げた喜びが本当に大きく、何物にも代えがたい経験となりました。
自宅で学習する科目についても、スクーリングで出会った仲間と情報交換をしながら、進めることができました。通信制は孤独なイメージがありましたが、ASUでは常に先生方や仲間の存在を感じられ、すごく励みになりました。そのお陰で、目標の1年で修了することができました。

ASUで学んでからは、自分が暮らす地域の外国人の方々への意識も高まりました。「何か困っていることはないかな」などと考えて少しずつコミュニケーションを取るようになり、今は、地域の外国人の方々の相談役のようになりたいという気持ちも芽生えています。

それがどんな形で実現できるかはまだわかりませんし、海外移住の夢ももう少し先になりそうです。でもASUで「まだ自分はやれる」と自信を取り戻せたことは大きな収穫です。これからもASUでの経験を支えに、どんなことにも前向きにチャレンジしていきたいと思います。
三田 珠果さん (2019年度卒業)日本語教育コース
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先生方の熱意に惹かれて入学。
学ぶことに前向きになれた。
和文化を扱う仕事をしながら通信制の高校を卒業し、その勢いに乗ってASUに進学しました。通信教育で学べる学校は他にもありましたが、仕事で海外の方と接することが多いため、国際コミュニケーションについて学べるASUが向いていると考えました。入学の決め手になったのは、説明会で感じた先生方の熱意です。明るく前向きで、「こんな先生から学びたい!」と思いました。

そんな期待の通り、ASUの先生方はみなさん温かく、楽しんで学べるように工夫された授業ばかりでした。熱心に教えてくださる姿勢に刺激を受け、学ぶ意欲が高まりました。オンラインでの質問のやりとりもスムーズで先生方との距離を近く感じられ、とても励みになりました。

また、学生同士の交流も楽しかったです。スクーリングでは年代や環境の違う人たちと仲よくなることができ、卒業後も連絡を取り合っています。こうした交友関係も、ASUで得られた財産だと思っています。

自分自身の変化も感じています。仕事では責任ある立場のため、以前は周りの人を頼ることにためらう気持ちがありました。しかし、ASUでの学びを通じて、先生方に質問したり、仲間と意見交換したりすると得られるものが大きいと実感しました。今では仕事でも肩の力を抜き、周囲の力を借り、協力しながら取り組むようにしています。

入学前は仕事との両立が不安で迷った時期もありますが、一歩踏み出せばあっという間の充実した2年間でした。学ぶことが楽しくなり、卒業後は通信制大学に編入しました。これからも幅広く学びを深め、ライフワークである日本文化の仕事に磨きをかけたいと思っています。
鈴木 由紀子さん (2020年度卒業)子どもコース
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保育士資格の試験では、満点を取れた科目も。
わかりやすい指導の賜物です。
子どもが大学受験に向けて頑張っている姿を間近で見ていたら、自分も勉強して保育士の資格を取りたくなりました。調べてみると、保育士試験の受験には、最低でも短大の卒業資格が必要とのこと。自分にはそれがなかったので、学校探しから始めました。仕事はフルタイムでしたし、家事のことも考慮しなければならなかったので、通信制の学校が向いていると考えました。

ASUに決めた理由は、保育士試験対策に特化した「子どもコース」があったからです。履修科目は選択したコースに縛られず、自由に選択できました。私は子どもコースの履修モデルを参考にしながら、心理学も履修しました。興味のある科目ばかりを選択したので、勉強に対していつも前向きでいられました。特に印象に残っている科目は、造形表現演習と言語表現演習です。先生のアドバイスは、どうすれば上達するかが明確で、学ぶほどに自分のレベルが上がっていくのがわかりました。どちらも保育士試験の実技科目なのですが、言語表現は本番で満点。無事合格できたのは、まさに指導の賜物です。

ASUでは、多方面の知識を得ただけでなく、挑戦することの大切さも学ぶことができました。現在勤務している園には、ポルトガル語を母国語としている外国籍の子どもも通っているので、ポルトガル語や英語の勉強を始めるつもりです。また、実務経験を3年積んだ後には、幼稚園教諭免許の取得も考えています。こうして、新しいことへの挑戦意欲が芽生えたのも、ASUでの学びを通じて保育士試験合格と言う夢を叶えられたからだと思います。

卒業してからすぐ保育士として働けることにもなり、なんだか入学をきっかけに人生がスピーディに変化しました。「先生」と言われるのは、まだ慣れませんが、かわいい園児たちと過ごしていると、自分が輝いているような気がしています。
平野 亜弥さん (2019年度卒業)日本語教育コース
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自分の世界が広がる楽しさを再認識。
学びを活かし、仕事の幅も広がりました。
私は日本で暮らす外国人の子どもたちに数学や理科を教える仕事をしています。授業は日本語で行いますが、ほとんどの子どもたちはまだ日本語が堪能ではありません。言葉の壁で授業内容が伝わらないことも多く、どんな日本語で話せばわかってもらえるだろうか? と悩むようになりました。そんなとき、ASUのOBである職場の先輩が、「日本語教育を学べるし、授業も楽しかったよ」と勧めてくださり、ASUに入学することにしました。

ASUの学びはとても充実していました。中でも、想像以上に楽しかったのがスクーリングです。聴講するだけの授業と違って自分の考えを述べる機会が多いので身が入りますし、グループワークを通してほかの学生さんともすぐに仲良くなりました。

スクーリング会場は全国にあり、履修したい科目が各地で開催されるため、好きな日程や場所を選べる点もよかったです。私は東京在住ですが名古屋のスクーリング会場に行き、半分旅行気分でグルメや観光を楽しんだのもいい思い出です。

履修科目で一番印象に残っているのは、スクーリング科目の日本語教育演習です。外国の方が学ぶ日本語の文法は私たちが学ぶ国語とは全く別物で、模擬授業では日本語を教える楽しさを実感。「外国の子どもたちに伝わりやすい日本語を知りたい」という漠然とした思いが「日本語を教えられるようになりたい」と明確な目標に変わり、勉強にいっそう身が入るようになりました。

何より、新しいことを学ぶ喜びを再認識できたことは大きな財産。大学を卒業してずいぶん経ってから、自分の世界が広がるワクワク感を再び味わえたことは本当に幸せでした。日本語教師の資格を得たおかげで、今では子どもたちがわかりやすい日本語で指導できるようになり、仕事がますます楽しくなっています。
ボイスト・オスカーさん (2019年度卒業)英語教員養成コース
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英語を教えながらも、同時に
「英語はツールに過ぎない」ということも教えたい
日本語に興味があり、2010年にオランダから来日。夜間大学で日本語を学びました。その後、ALT(外国語指導助手)として働いていましたが、英語を教えることが楽しくなり、教員免許を取りたいと思うようになりました。そこで働きながら学べる通信教育しようと考え、ASUに決めました。母国で通信教育というとオンライン授業が一般的ですが、ASUではテキスト学習が中心。ほとんどの教科書が日本語なので、試験の準備などに時間がかかりました。でも、設問の意味が分からない時など、いつでも質問すると丁寧に教えていただいたことを憶えています。

多くの科目を学びましたが、中でも子どもの発達段階や動機付けに関して興味があったので、通信科目の「心理学」はとても興味深かったです。また、スクーリング科目の「英語教育法Ⅰ」では、学生が先生役として模擬授業をするので、他の学生の教え方を学ぶことができました。同じテーマでも自分とはぜんぜん違うアプローチで教える方もいて、勉強になりましたね。

ASUは学生への支援が充実していると思います。外国人の私は日本語や日本の制度に不慣れなので、各種手続きなどで戸惑うことも多々ありました。そんなときでも、先生や職員の皆さんに丁寧に教えていただきました。学生ひとり一人のニーズや悩みに対応してくれるのが、ASUの良いところだと思います。

2020年の4月から公立中学校の教員として働いていますが、生徒たちには「英語はツールに過ぎない」ということを教えたいと思っています。本当に大事なのは、英語を学ぶことではなく、英語を学んで何をするのか? 英語はあくまでも手段であり、その生徒にとっての真の目的を見つけられるようサポートしていきたいですね。
松尾 早紀さん (2019年度卒業)ネイティブ・イングリッシュコース
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ASUでの学びをきっかけに、
卒業後、編入した大学でさらに深く学んでいます。
私は通信制の短大を選ぶにあたり、英語が学べること、スクーリングがあること、そして愛知県内でそのスクーリングが受けられること、という条件がありました。ASUはこれらすべてを満たす学校でした。また入学相談会のとき、先生が親身になって相談に乗ってくれたことも通う決め手になりました。

ASUの良さの一つにスクーリングが挙げられます。一人で勉強していると思うように進まないこともありますが、スクーリングに行くと学生同士で勉強の仕方などの情報交換ができ、つまずいていたところが解決できます。一緒に受講した人たちはフレンドリーな人が多く、スクーリングは和気あいあいとした雰囲気でした。四国や九州など、遠方から通う方や、仕事をリタイアした後もASUに入学して英語を勉強されている方の姿を見て、私ももっと頑張らなければと刺激を受けました。このような普段の生活では出会わない地域、年代の人とコミュニケーションができるのもASUの魅力だと思います。

私はネイティブ・イングリッシュコースを選択していましたが、ASUではコースの垣根を越えて自由に科目選択ができます。英語以外にもシラバスを読んで面白そうと思った科目、例えば、中国語やハングル等を積極的に受けました。その他にも人の心を動かす説得の技術について学ぶ「説得交渉学Ⅱ」や愛知県や三河地域について学ぶ「愛知・三河学」と言った科目がとても面白く、印象に残っています。幅広く学んだ結果、より国際関係について学びたいと言う気持ちが湧き、卒業後は4年制大学に編入しました。学びはその後の人生にいろんな形で活きてくることを実感しました。大学卒業後は外国語の知識が活かせる仕事に就くのが夢です。

もし、入学を悩んでいるのなら入学相談会に行き、ASUのことをもっと知ってみるといいと思います。進学先を決めることは大きな決断なので勇気が必要かも知れませんが、皆さんも一歩を踏み出してみてください。きっとその先には今とは違う未来があるはずです。
花井 藍さん (2019年度卒業)子どもコース
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私が受けた感動を、
次は私が与える側に
出産後、仕事に復帰するにあたり、生後10ヶ月だった子どもを保育園に通わせることになりました。いろいろな不安がありましたが、保育士の皆さんの対応がとにかく丁寧で素晴らしく、いつしか不安は安心へ。子どもが初めて歩いたとき、まるでわが子のように喜んでくれるその姿を見て、私も保育士を目指そうと決意しました。

働いていた私は、通信教育で学ぼうとASUを選びました。通信教育と聞くと一人自宅で黙々と勉強するイメージでしたが、スクーリングでは同じ目標を持つ学生たちと一緒に勉強できる環境があり、また先生たちのサポートも充実していました。学生の中には私と同じように仕事、育児をしながら勉強に取り組む方もいて安心しました。授業は分かりやすく、教科書の難解な部分も先生が解説すると、さっと理解することができ、改めて先生のすごさを目の当たりにしました。学習時間の確保に苦労しましたが、保育に関する科目や心理学などは学ぶほどに興味が増し、知らないことを学ぶ楽しさを実感しました。その楽しさで苦労も吹き飛んで行きました。

ASUを無事に卒業し、さらに保育士試験に合格したことは私にとって大きな自信になりました。現在は、新米保育士として奮闘しています。覚えることばかりで勉強の毎日ですが、あの時、私が保育士の皆さんに感動したように、これからは私が親御さんたちに感動を与えられる保育士を目指していきたいです。
丹山 美華さん (2016年度卒業)日本語教育コース
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看護師を続けながら、日本にいる外国人の
日本語教育支援を行っていきたい
私は20代から30代まで、看護師として日本各地で働いてきました。40代になり、興味のあったボランティア活動をもっと精力的に行っていきたいと考えるようになりました。様々なボランティアがある中でも、これまで英語や韓国語等、語学を学んできた経験から、日本にいる外国人のために日本語を教えてみたいと思いました。母国語の日本語を教えるのだからそんなに難しくはないだろうと考え、独学で日本語教育能力検定試験を受けたのですが、想像以上に難しく、まったく歯が立ちませんでした。独学の限界を感じたため、日本語教育について専門的に学ぶことができ、また働きながらでも通えるASUに通うことを決めました。

通信教育は簡単に単位が取れると思っていましたが、実際は学習目標に沿った課題があり、それらをクリアするためにはしっかりと勉強する必要がありました。決して簡単ではありませんでしたが、先生方がスクーリング後に時間が遅くなっても個別に相談に乗ってくださり、そのお陰で単位を修得していくことができました。レポート添削ではどこが悪いのか、何を参考にして修正すればいいのかなどを詳しく指導いただき、勉強の仕方などもアドバイスしてもらえたことが印象に残っています。卒業後に先生に相談しても、在学中と同じように対応していただけたのは心強かったです。一緒に学ぶ学生の中には、すでに日本語教育に携わっている方がいて、現場の話などを聞けたのも大きな収穫でした。

卒業後、日本語教育能力検定試験に合格し、現在は本職の看護師を続けながら、地域のボランティア活動や看護・介護の分野で、技能実習生として来日している外国人に対して日本語を教えています。知識や技術を学ぶことは自分自身の成長につながるし、視野も広がります。これまでより一歩でも前に進んでいけるチャンスがASUにはあると思います。
貝塚 麻友さん (2019年度卒業)実用英語コース
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幅広い世代の学生と学んだことで、
人と接することへの苦手意識が少し克服できました
私は人とコミュニケーションを取ったり、大勢の中で過ごしたりすることが苦手。そのため進学することを諦めていました。でも、通信教育なら私でも通えると思い、興味のあった実用英語コースを選びました。好きな海外のアーティストが「どんなことを歌っているんだろう?」と、その歌詞に興味を持ったことがきっかけでした。

当初、通信教育は一人で黙々と勉強するイメージを持っていました。毎日大勢の中に身を置かないで済む安心感と同時に「一人でやっていけるのだろうか」という不安もありました。でも、実際に学んでみると、分からないことはインターネットで気軽に質問でき、職員の方、先生方が親身に回答してくださったので不安はなくなりました。スクーリングでは、多くの学生と一緒に勉強することになるので少し心配でしたが、グループの中ではいつも一番年下ということもあって、色々な世代の皆さんに助けていただきました。スクーリングを通じで、人と接することへの苦手意識が少し克服できたと思っています。

スクーリング科目の「コンピューター演習A」がとても楽しくて印象に残っています。高校生の時に授業でウェブサイトを作ったのですが、それ以来、パソコンを使うことに興味を持っていました。好きなことだといつも以上に積極的に学ぶことができ、あっと言う間の2日間でした。その他にも「音楽と英語」と言う科目では、みんなで英語の歌を歌い、楽しかったです。

私のようにコミュニケーションが苦手な高校生はたくさんいると思います。でも通信教育という方法があるので、進学を諦めないで欲しいです。最初は私も不安でした。でも、怖がらずに最初の一歩を踏み出すことが大事だと思います。私はASUに通ったことで、何事も「無理だ」と決めつけず、挑戦することが大切だと学びました。
大舘 春奈さん (2018年度卒業)実用英語コース
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実用的な英語が学べたことで、業務の幅が拡大。
自分に自信が持てるようになりました!
以前働いていたアパレルショップではたくさんの外国人観光客と接する機会があり、「英語で会話ができれば日本人のお客様と同様のおもてなしができるのに」とずっと思っていました。商社に転職後は仕事で英語の必要性を感じる場面も増えたことから、働きながら通えて、短大卒業資格が取得できる通信教育に興味を持つように。ASUは実用的な英語科目が多く、しかもスクーリングやeラーニングが充実しているので効率的に学べると思いました。ASUの卒業生だった友人から「いい学校だよ」と勧められたことも、背中を押してくれました。
正直、最初は続けられるかどうか不安でしたが、それもすぐになくなりました。入学直後の5月のスクーリングで一緒に学べる仲間ができたからです。日々の勉強は隙間時間を活用。通勤時の電車の中だけでなく、昼食を早めに食べて30分の時間を捻出するなど工夫もしました。自分の負担にならない程度で進めたことが、勉強が順調に進められた一番の理由かもしれません。仕事と勉強を両立できたことは自信にもつながりましたし、TOEICの点数がアップしたことで、勤務先から奨励金をもらうこともできました。
仕事は輸出入のための通関書類の作成がメインでしたが、最近は海外の取引先とのコンタクトを電話で行なったり、海外からの報告書を翻訳したりと、業務の幅が広がっています。学んだことがすぐに仕事で生かせているので、自己成長を実感できるのが何より嬉しいですね。今では、携帯電話を英語設定にして、生活の中で英語に触れる機会を増やすようにしているんです。
永田さん (2018年度卒業)こどもコース
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勉強する楽しさを再発見!
資格取得で自分に自信が持てました。
自分の子どもが幼稚園に入ると、園の先生方とコミュニケーションを取る機会ができます。その中でとても素敵な先生がいて、会話を重ねていくうちに、私も保育について学びたいと思うようになりました。「将来の可能性を広げるためにも挑戦してみよう」とASU入学を決意しました。ただ、自分の気持ちも大事ですが、子どもや家族も大切です。スクーリングのときは両親や夫と日程調整をして、子どもを見てもらえるようにお願いしました。みな協力的だったことも幸いでした。
通信教育というと1人で黙々と勉強するイメージでしたが、クラスメイトは保育士になる夢を持っている人たちばかりなので、すぐに仲良くなり、一緒に頑張ろうと励まし合いながら勉強できたのが良かったです。学ぶことの楽しさにあらためて気づいたので、勉強について苦労した思い出はないですね。逆にもっと勉強したかった。英語を履修していなかったので、いま学べばきっと楽しかったかもしれないと少し後悔しています。先生も親切で質問にいくと、その答え以上のアドバイスをいただけました。
ASUで学んでみて、勉強の楽しさを再発見したばかりか、資格を取得したことでこれまでよりも自信が付いたと思います。いまは地元の保育園で保育士をしていますが、実務経験を積んで幼稚園の教員免許取得にもチャレンジしたいと思っています。
村田 早苗さん (2017年度卒業)日本語教育コース+専攻科
03
日本語を体系的に学べただけでなく、
主体性や行動力も身に付きました。
英語が好きで、学生時代はイギリスへ留学したこともありました。それをきっかけに国際的な仕事をしたいと思うようになり、日本語教育コースを修了した後、中国やタイで日本語を教えていたのですが、今後も日本語教師を続けていくためには「学士」の資格が必要だと分かり、ASUに入学しようと思いました。日本語教育について学べる通信教育は少なく、当時働いていた私にとってASUは時間的・経済的にも最適な学校でした。
初めての通信教育で不安なこともありましたが、eラーニングでレポートを提出し、単位取得や履修状況の確認、学習でつまずいた点の質問など、どれもスムーズにできたので効率的に学ぶことができました。いちばん楽しかったのは「日本語教育演習」。学生が先生と生徒に分かれて模擬授業をするのですが、すでに教師の経験がある私でも仲間からの意見に気付かされたことも多く、自分の教え方を見直す機会にもなりました。通信教育は自分から進んで行動しないと何も進展しないし、分からないことも積極的に質問しなければ解決しません。
いまはタイの語学学校で働いていますが、今後は日本で日本語を学ぶ人たちのサポートをしたい。日本は外国人が増えていて、特にその子どもたちは言語の問題で悩んでいると聞きます。そういった社会の問題を日本語教育で解決していければと思います。