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新入生のみなさんへ(デザイン学科 山口雅英)

研究室からこんにちは(デザイン学科)
この春、愛知産業大学通信教育部へ入学された新入生のみなさん。ご入学、おめでとうございます。
 みなさんは、大きな夢、期待、希望をもってこの愛知産業大学通信教育部に入学されてきたことでしょう。しかし恐らくそれと同じくらいに「果たして続けていけるだろうか」「無事卒業することができるだろうか」という不安や心配も抱えている方は決して少なくないと思います。ほとんどの方にとって、はじめて学ぶ建築の学習への不安。そして通信制という学習スタイルの中、何もかも自分でやっていかなければならないことへの心配、また時間が経つうちに、他の人は理解してどんどん進んでいるのに自分だけ取り残されているのではないかという焦りが生じたりもします。
 そうした気持ちになるのはよくわかります。そんな時は是非このことを思い出してください。そうした不安や心配を抱えているのは自分だけじゃないということ。そしてそうした不安や心配と向き合いながら、また乗り越えながら学習を進めている学友がいるということ。
 是非そうした仲間と積極的にコミュニケーションをとり情報交換をしてもらいたいと思います。そしてそうした学生をたくさんと関わり合い、指導してきた教員に積極的に相談してみてください。ひとりでの学習が中心となる通信教育ですが、スクーリングの他にもオープン教室、学習相談など有効な機会が用意されています。
 しかし、そういう場で何を質問したらよいのかわからない、あるいは私の頑張りひとつの問題なんで相談するまでもないと、こうした機会を活用されない学生さんがいらっしゃるようです。そう思っていらっしゃる方も是非、一度オープン教室や学習相談に足を運んでみてください。迷ったとき、不安や心配になったとき、何をどう相談してよいかわからなくても構いません。そんな時こそ一歩踏み出してみてください。スクーリングの空き時間に仲間や先生にどんなことでもよいので一言かけてみてください。
 そんなふうにして、良い意味で人に頼っていけるようになるのはとても良いことです。自学自習で学習に取り組み、卒業にこぎつけるには絶対にいろんな人に助けてもらうのが当たり前だと思ってください。そして自分がもらったものを他の人にも分け与えてあげてください。もらうことが与えること、与えることがもらうこと。もらうことと与えることを通じて人は成長していけるのです。
 さて、自己紹介が遅れましたが、私はデザイン学科の教員です。建築学科ではデッサン基礎、デザイン基礎、立体造形基礎、環境色彩学、環境造形基礎、造形学言論等、造形の基礎科目全般を担当しています。みなさんの中には中学校の美術以来、美術やデザインなんてやったことがない、苦手だという方はいませんか。安心してください。そういう学生さんは決して少なくありません。授業内容も指導方法もそうした状況であること、ゼロからのスタートであることを前提にしています。勿論簡単にできてしまうような課題ではありませんが、みなさんが効果的に学習をすすめゴールにたどりつけるように動画を中心とした教材を用意しています。それでもわかりにくければ遠慮なく名古屋や東京でのオープン教室にきて質問してくださいね。勿論スクーリングの機会にも。みなさんの有意義な学生生活を送り、無事卒業できるよう応援します。
 それでは授業でみなさんにお会いできる時を楽しみにしています。